積立投資の良し悪しについて考えてみた。
こんにちは、たかおです。
今日は積立投資って、どんなものか考えてみました。
最近よく耳にする積立投資ですが、僕も数年前からセゾン投信で積立しています。
積立投資とは、毎月決まった金額で同じ商品を買っていく投資法です。
積立投資と聞いて真っ先に思い浮かぶのは、ドルコスト平均法です。
ドルコスト平均法とは
毎月決まった額で買い付けるということは…
「価格が安い時は購入する口数が多くなり、価格が高い時は購入する口数が少なくなる」ということになります。
その結果、平均購入単価が平準化できます。
この考え方こそが“ドルコスト平均法”です。
僕は初めてドルコスト平均法を知ったときは、こんな素晴らしい投資法があるんだと感動しました。
もちろん、デメリットもあります。
積立投資のデメリット
- 価格が右肩上がりに上昇した場合
投資開始時に1万円だった価格が、毎年上昇を続け10年後に2万円になった場合
この場合は一括投資した方がリターンが高いです。
なぜなら、積立投資は価格が上昇している間もコツコツ買うので、口数が減少していきます。
一括投資だったら、投資した所が一番安値ということになり、上昇分を丸取りできるのでリターンが大きいです。
2.途中までは上昇し、その後は下落し続ける場合
投資開始時に1万円だった価格が、5年間上昇し1万8,000円を付けたところで下落に転じ、10年後1万円に戻った場合
この場合も一括投資に軍配が上がります。
なぜなら、一括投資した場合は元の1万円に戻るだけで、マイナスにはなりません。
積立投資の場合だと、マイナスになります。上昇局面でも購入するので、その後に価格が下落すると一括投資に比べて平均購入単価が高くなってしまうからです。
どんな投資法にもデメリットはあるものです。
積立投資のメリット
- 購入するタイミングを考えなくて良い。
- 価格変動に一喜一憂しなくて良い。
- 精神的にも不安にならず、本業に集中できる。
一括投資の場合はタイミングが重要になってきます。なぜなら、買った時よりも、売る時の方が高くなっていないと利益が出ないからです。このタイミングを見極めるのが、とても難しいのです。
その点、積立投資の場合は、毎月決まった時に購入してくれるので、悩む必要はありません。毎月購入することによって、高値で掴むこともあるかも知れませんが、安値を拾えることだってあるわけです。この仕組みがあるので、価格変動に一喜一憂しなくても良くなるのです。
もう一つ大切な点は『本業に集中できる』です。
投資をしていたら、ついつい価格変動が気になってしまいます。価格が気になってしまって、仕事そっちのけで株価を見た人もいるでしょう。僕は見ていました(苦笑)
そんな生活をしているうちに思ったことがあります。
『本業を疎かにしてまで、やることなのか』と。
なぜなら、普通の人が最もリターンを得られるのは、本業だと考えたからです。本業を一生懸命やった上で、余剰資金を投資にまわす。これが最善手ではないかと僕は思っています。
積立投資のまとめ
メリット、デメリットと考えてきましたが、僕はメリットがデメリットを上回っていると思うので、積立投資しています。
株価は上下動を繰り返して、波のように動くので、上昇し続けることも下落し続けることもないと思うからです。
ドルコスト平均法はそういう局面でこそ、力を発揮するのです。
投資がしてみたいけど、本業に支障が出るのは嫌だという方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。
また、気軽に始めることができるので、初心者の方も検討しても良いのではないでょうか。