なぜ今までのやり方を変えたくないのか。
先日、嵐の桜井くんが主演している「先に生まれただけの僕」というドラマを見ていて、なぜ人は今までのやり方を変えることを嫌がるのかなと考えました。
僕が思うに、変えることも変わることも、ただ面倒くさいだけなのでないかと思います。
以前、僕が勤めている会社でも、ある道具を新しいものに変えようという話が持ち上がりました。
新しい道具を使用した方が、体力的に凄く楽になるのは目に見えてわかります。
おまけに、新しい道具の方が長持ちするし、コスト面で考えても有利なのです。
なおかつ、元々使っている道具は生産中止になると聞きました。
僕は変えることに賛成しました。他にも若手や中堅は賛成していました。
でもね、ベテランの人達は「変えたくない」の一点張りでした。
そこから道具を変える変えないで、少々モメました。
「新しい道具の安全性は大丈夫なのか」「今までのやり方でこれまで安全に作業してきた実績があるから変えたくない」「変えて、もし事故が起きたら責任は誰がとるんだ」と、言っていました。
でも、本当は「安全かどうか確かめるのが、めんどくさい」「責任が自分に及んだら、めんどくさい」「新しいやり方を考えるのが、めんどくさい」というのが、本音のように感じました。実際にめんどくさいと言っているのを何度も聞きました。
そのなかで印象に残った言葉があります。
「元々使ってたものが生産中止になったら使うよ」です。
だったら、今から使って新しい道具に慣れとけば良いのでは?と思いましたが...。
その後、なんとかベテラン勢を説得(しぶしぶ了承)して新しい道具を試してみることになりました。
しかし、ベテラン勢は新しい道具に対して否定的な見方をしているので「使いにくい」「前の道具の方が良かった」という意見ばかりでした。
結局、新しい道具は使わなくなってしまいました。反省点は色々あります。
ベテラン勢は道具が変わったのに今までのやり方をしていたので、使いにくいはずです。ベテラン勢に遠慮して言えなかったけど「こうやったら楽にできますよ」などの対話ができていたら結果は変わっていたかもしれません。また、説得の段階でしっかり対話をしていたら良かったのかなと思いました。タラレバですけどね。
僕の勤めている会社では、新たな試みは上手くいきませんでした。
桜井くんのドラマはどうなるのか、続きが楽しみです。
ちなみに、僕も変化には弱いです。
めんどくさいし、できれば今まで通りが楽で良いです。
でも、変わらなきゃいけないときもあると考えています。
そうゆう時はこの言葉で自分を納得させています。
「強いものが生き残るのではない。変化できるものが生き残るのだ」
ありきたりですが、大事にしている言葉です。
終わり。